OVER THE RAINBOW

あの虹を越えて

逃げるは恥だが役に立つムズキュン!特別編 第2話

ハンガリーのことわざ

逃げるのは恥。だけど役に立つ。

 

プロの独身 平匡さんの解説

端的に言えば、平穏です。それ以上でも、それ以下でもありません。

プロの独身 平匡さん ナレーション

刺激よりも平穏を愛する。

それが プロの独身の、極意。

  

平匡さん ナレーション

知らないって、怖い。

僕はこれまで、どれだけの人を、

どれくらい傷つけてきたんだろう。

  

たかが匂い。たかが匂い。

されど匂い!

  

TBSテレビ『逃げるは恥だが役に立つ』フォトギャラリー(第2話)

 

 

 

www.tbs.co.jp

 

逃げるは恥だが役に立つムズキュン!特別編 第1話

みくりさん 情熱大陸出演妄想シーン

「社会に必要とされてるんだっていう感覚が日々の励みになります」

 

みくりさん ナレーション

誰かに

誰かに選んで欲しい

ここに居ていいんだって 認めて欲しい

それは贅沢なんだろうか

 

みんな 誰かに必要とされたくて

でも うまくいかなくて

いろんな気持ちを、ちょっとずつ諦めて

泣きたい気持ちを、笑い飛ばして

そうやって 生きているのかもしれない

 

TBSテレビ『逃げるは恥だが役に立つ』フォトギャラリー(第1話)



 

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マンガ『きのう何食べた?』のドラマが始まる!

きのう何食べた?

大好きなマンガのひとつ、よしながふみさんの『きのう何食べた?』がなんとドラマ化されて、なんとなんと今日(明日?!)から放送開始とのこと!

 

マンガとか小説とかの実写化はあんまり好きではないのだけれど、西島さんと内野さんが並ぶ写真を見て(これはっ!)と期待が高まった。単純である。なにより「ダブル主演」というところがいい。

 

よしながさんも「素敵なドラマ」で「幸せな気分」になれた*1とのことだから、楽しみに待つとしよう。

  

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*1:きのう何食べた?山本耕史が小日向役で出演、磯村勇斗ジルベールこと航に(コメントあり) - 映画ナタリー https://natalie.mu/eiga/news/326502

“信じる”ことの強さ|ドラマ『トレース~科捜研の男~』視聴録

ドラマ『トレース~科捜研の男~』

ドラマ『トレース~科捜研の男~』

科捜研の女』好きにはたまらないネーミングを冠したドラマ、『トレース~科捜研の男~』。今クールはこのドラマを熱烈視聴中。古賀慶による漫画、『トレース 科捜研法医研究員の追想』がオリジナルとのこと。錦戸くんの演技は失礼ながらこれまで観たことがなかったけれど、俳優としてもすごいのかもしれない。

 

今回、このドラマについても書きたくなったのは、第9話を涙なしに観ることができなかったから。なぜかわからないけど涙してしまった。第9話の主要人物、富樫康太を和田正人(イケメン)が演じているというところで、いつも以上に感情移入してしまったのが理由な気がしなくもないが、それはまぁ、置いておこう。

 

第9話のテーマは“信じる”だったように思う。虎丸さんが何度も「信じてやらなきゃ」って言っていたのが印象的だった。刑事の勘で捜査を進めようとする虎丸さんと科学の裏付けを大切にする真野さんとはいつもぶつかり合うけれど、今回はその勘に真野さんが寄り添うところがなんだかよかった。

思えば、このドラマ全体に通じるテーマが“信じる”なのかもしれない。事件現場に残された「カケラ」を科学的に分析し、裏付けを与える。信じるに足る“科学”による裏付けがなされた「真実のカケラ」を拾い集めて、事件を解決に導く。

真野さん自身は、昔の事件が兄のせいではないと信じている。これは科学とはまた異なる“思い”の話だけど、いまもその「カケラ」を追い求めている。今回はその“信じる”という“思い”と“真実”とが結びつく、そんな話だった。

 

起きてしまったことから逃れることはできないけれど、“真実”は人を救うのだろうか。“真実”を知ることで人は救われるのだろうか。そんなこともこのドラマの問いかけにある。最終回に向けた展開が楽しみである。

 

 

 

トレース~科捜研の男~
#9「今夜、最終章開幕 忍び寄る過去の悪魔」

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牧が幸せになれて本当によかった|『おっさんずラブ』が好きすぎて vol. 5

牧が幸せになれて本当によかった。

いや、ほんとうの幸せはこれからの生活のなかでこそ実現されるのかもしれないけれど、最後のじゃれ合いや倒し合いを見るにつけ、きっと大丈夫なんだろうと思う。「世間はいつだってうるさい」けれど、2人にとって大事なものを大切にしていって欲しいなと思う。

 

牧について

牧が幸せになれたのは、自分の幸せに向き合うことができるようになったからだと思う。

牧にとっては周りからの評価が辛かった。「完璧だね」って言ってくれるちずの言葉が重かった。自分で自分のことを「欠陥だらけ」といってしまうくらいに、自分への劣等感が強かった。若くて、イケメンで、フレッシュで、仕事ができて、なんなら巨根にもかかわらず、自己肯定感が低かった。

そんな中で、武川さんから投げかけられる言葉の数々が、牧が行動を変えるきっかけになっていたように思う。「自分の幸せより、相手の幸せか」という言葉を受けて春田を実家に誘ってみたものの、結局は「自分が安心したいだけ」だったと卑下してしまう牧。

結局、相手のことを思って自ら身を引いて、それでも心のどこかにずっと春田さんが居て。変わらないまま、変われないまま1年が過ぎて、表面だけは元通りになったって、春田に思ってもらえるくらいには取り繕うことができるようになって。

そんな牧を見かねた武川さんが、「お前がそうやっていつまでも春田と向き合わないから、俺はお前を諦めきれない」「相手の幸せのためなら自分は引いてもいいとか、どっかのラブソングかよ。そんな綺麗事じゃねぇだろ、恋愛って」と声を荒げる。牧がちずに言った「ほんとうに好きな人には幸せになってもらいたいじゃないですか」って言葉、武川さんは牧に対してそう思っているんだな、って。

寡黙なのか、男気があるのか、不器用なのかよくわからない武川さんが、それでも牧には幸せになってもらいたいって思っていて、そのためには牧が牧自身の気持ちに、幸せに、向き合う必要があるんだってことを伝えたかったんだと思う。天空不動産に入社するきっかけになった武川さんの言葉だからこそ、牧も素直に聞き入れることができたのかもしれない。

最後の最後、春田からの告白に対しても、「俺と居たら、春田さんは幸せになれませんよ」と言い放つ牧だったけれど、このときの牧は、これまでの悲壮に満ちた目とは違って、どこか希望というか、うれしさというか、そういうものに満たされた目をしていたような気がする。春田が牧のもとに戻ってきてくれたことに対するちょっとしたS心もあったのかもしれない。

「だからさぁ、おまえはいつもさ、そうやって勝手に決めんなよ。俺は、おまえとずっと一緒に居たい」っていう春田に抱き締められて、「ただいま」 っていう牧がほんとうに愛おしかった。牧、よかったなぁ。ほんとうによかった。

 

春田について

牧が幸せになれたのは、春田が自分の幸せを考えることができるようになったからだと思う。「押しに弱すぎる」お人好しの春田が、部長との暮らしを通して、そして部長からのプロポーズを受けて、自分の中にある心のざわつきに気づく。その理由を考える。

ずっと「わかんねーんだよ」と言い続けてきて、結局ずっとわからないままだった春田が、誓いのキスをうながされて逡巡する。牧との思い出がフラッシュバックする。牧としたキス、牧が見せた笑顔。思い出は楽しいもので溢れているのに、最後の思い出だけが泣き顔の牧で。そこで春田は気づいたのかもしれない。ずっと一緒にいるから、家事をしてくれるから、だから好き、というのとは違う。そういう好きとは違う感情が自分のなかにあることに。それがなんなのかよくわからないけれど、部長とキスをするのは違う。

部長との暮らしが春田にもたらしたものはなんだったのか。部長もはるたんのことがほんとうに好きだから、だからこそ幸せになってもらいたかった。やさしい嘘で春田を解き放った部長がかっこよかった。

牧に思いを告げる春田が、もうびっくりするほどブサイクで、泣き散らかした表情にやっと気づけた思いを感じた。まだたぶん、わかんねーことだらけだと思うけど、牧のこと、大切にして欲しい。心からそう思う。

第6話を見てからこっち、春田のお人好し加減に胸騒ぎが止まらなかった。記事を書くにも書くことができなかった。日々の忙しさを理由にしてこの物語から距離を置いた。それでもやっぱり気になって、最終話を観ることにした。観てよかった。春田、ありがとう。

 

 

 

「自分自身の幸せ」を考えることがこのドラマのテーマにあったように思う。「幸せを考える」なんてたいそうなことで、なかなかするようなことじゃない。けれど、このドラマの登場人物はみなそれぞれにそんなことを考えていて、彼らの視点を借りて、僕はそんなことを考えることができていたのかもしれない。(そうじゃない、そうじゃないよ、春田!)って憤り、(牧ぃ、つらいよなぁ、牧ぃ)って涙しながら。この7週間、心がオーバードライブしてた。

結局のところ、ドラマのなかで「愛ってなんなんでしょうね」に対する明確な答えは出てこなかった。いきなり1年後に話の時間が飛ぶあたり、未来のことはわからない、ってことを暗示しているのかもしれない。つまりそれは、「愛ってなんなんでしょうね」に対する答えは、観た人ひとりひとりが牧と同じように、あるいは春田と同じように考えてみては、という提案なのかもしれない。

 

 

次は僕が考える番だ。僕の1年後はどうなっているだろう。

 

 

おっさんずラブ』に会えてよかった。

 

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なぜ安心して観ていられるのか|『おっさんずラブ』が好きすぎて vol. 4

昨日、とにかくしあわせというエントリーを書いたんだけど、

どうしてしあわせなんだろう、ということについて考えてみたい。

今回は2つ。安心感と世界観について。

 

安心感がしあわせに

ひとつにはこのドラマに対する安心感があるように思う。

ひとりのノンケを巡って繰り広げられる恋物語

おっさんたちが繰り広げるラブロマンス。もうみるからにキワドい設定。

それにもかかわらず心地よいのは、こういったドラマによくある、

 

「ゲイはこういう恋愛するんだろ?」

 

みたいな勘違いがなくて、

 

「ゲイならこういう恋愛しとけよ」

 

みたいな押し付けもないからかもしれない。

 

展開こそ目まぐるしく変わるけれど、そこにあるのはラブにまつわる話。

「ノンケの」とか、「ゲイの」とか、「男の」とか、「女の」とか、

そんなんじゃなくて、ただ「その人」のラブについての話。

あくまでも、ラブ。

 

この心地よさがあるから、ドラマの世界に素直に入っていける。

構えなくていいから、安心して観ることができる。

この手のドラマにあって、この安心感は、何物にも代えがたい。

 

 

演技でしあわせに

ふたつ目は、そういった世界観を実現するために、ていねいに表現するために、

キャストの方たちが演じてくれているからだと思う。

 

はるたんみたいな後輩がいたら絶対かわいがるし、

春田さんみたいな先輩がいたら絶対なかよくなりたいもん、実際。

 

牧に感情移入してしまう身からすると、表情ひとつひとつに胸が締め付けられる。

陳腐な言い方になってしまうけれど、ほんとうにキュッってなる。

ひとり先に行かれてしまったときの(かわいいな!)みたいな笑顔もわかるし、

目の前で電話されてしまったときに目をそらして息を吐くのもわかる。

 

あんな風に接してくれたら、よくわかんないけど告白を受け入れてしまうのも頷ける。

だってそこにあるのは牧のラブだから。ほかの誰でもない牧の。

 

もちろん台本があってのドラマであるとは思うんだけど、

その台本をどういう風に演じていくかは俳優さんたちにかかっているわけで。

それぞれの理解がふんわりと混ざり合って、

素敵な世界観を織りなしているんだろうな、と思う。

 

 

こんなドラマだから、だからしあわせなんだろう。

 

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とにかくしあわせ|『おっさんずラブ』が好きすぎて vol. 3

4月21日スタート、っていう告知ではじめてこのドラマの存在を知った。

なんでも以前に単発としてあったものが連続ドラマ化されたらしい。

 

イケメンが揃っているうえにキャッチーなネーミング。

これは観るしかない! てなわけで心待ちにしていた。

 

そしたらこの内容。

わーわー

きゃーきゃー

である。

 

ストーリー展開が飽きさせないし、

俳優陣の表情とか演技とか素敵だし、

もうね、心の回転が追いつかない。

 

特に牧の表情とか仕草にやられる。

感情移入しすぎていろいろと大変。

 

わかる! それわかる! つらいよね

わかる! それわかる! うれしいよね!

って、なる。観てるだけでナチュラルハイ。

 

できれば、ドラマの世界観を楽しむことと、

演技について楽しむこととはわけてみていきたいけれど、

これがなかなか難しい。

 

まざっちゃう。まざっちゃうけど、

それはそれで、それもそれで、楽しい。

とにかくしあわせ。

 

このしあわせを書き連ねていきたい。

そんな感じ。

 

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